ハードな現実についていけなくて感情がどんどん冷めていった。
「絵をかく人がそんなんでいいん?」
目が覚めた瞬間だった。
現実にのまれて絵すら描けなくなってた。
今日バイトとバイトの合間に、カフェで一週間ぶりに絵をかいた。
きもちよかった。
勝手に手が動く。
モチーフがないのに手がとまらない。
そうだ、あたしが辛かったのは
上司にぼろくそに言われたからじゃないのかもしれない。
ハードで体調が悪くなったからじゃない。
本当は心の底で 絵が描きたくてしかたなかっただけなのかも。
忘れていた感情。
もう二度と見失いたくないと思ったよ。